支部長の御挨拶
平成27年度より中央支部長を務めております加藤義道でございます。令和5年度総会におきまして5期目の支部長を拝命いたしました。本年も支部役員、相談役、顧問並びに事務局と共に更なる支部の発展のために邁進してまいりたいと考えておりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
昨年より新型コロナウイルス禍に伴う感染が収束の方向に向かいつつあり、日常生活や経済活動が以前同様に戻り始めております。まだ予断を許さない状況ではありますが、感染防止に注視して更なる社会貢献ができるように邁進して参ります。
中央区は東京のほぼ中央に位置し、日本橋や銀座などの大商業地域エリア、高層マンション群や高層オフィス群などが群立するベイエリア、そして点在する古く良き時代を醸し出している街並みと、最先端の都市機能と下町情緒を併せ持つ特色ある魅力的な街となっています。また築地場外市場では豊洲卸売市場への移転後も益々盛況となり大きな賑わいを見せています。中央支部はその特色ある魅力的な街 中央区を拠点として創造性あふれる個性豊かな会員事務所が、建物づくり、まちづくり、耐震化にと貢献をし、活躍しています。
中央支部は昭和40年(1965年)に発足し、皆様のお陰をもちまして現在59年を迎えることが出来ました。現在の正会員は119事務所ですが、厳しい社会情勢にも関わらず少しずつ会員数は増えてきています。今後も更なる会員増強に取り組んでまいります。 支部役員は、経験豊富な26名(役員、相談役、顧問)と事務局2名で運営しています。支部では5つの部会を設け、中央区と連携を取り地域社会への貢献活動と、次の世代を担う若き建築士への伝承活動を中心に活発な活動を行っています。また、新たにメーカー等による協力会も23社が参集し、技術交流や情報交換の場として活動を開始しています。さらに、支部の情報交換・講演会・研修会・交流親睦会を行い、会員相互の交流や技術研鑽を図ると共に第一ブロック(千代田、港、新宿、中央)の4支部での情報交流を図り、母体である(一社)東京都建築士事務所協会と連携をとり、会員と地域社会から信頼される中央支部を目指してまいります。
平成27年6月より建築基準法の一部改正及び改正建築士法が施行されました。改正建築士法では公正な契約締結及び着実な履行が求められます。また、改正建築物省エネ法が令和4年6月17日に公布され、3年以内の施行となり、2050年カーボンニュートラルに向けた厳しい規制が始まり地球温暖化への一助となることが求められます。このことは私共、設計に携わるものに取りまして建築主様との良好な関係を築く上で重要なターニングポイントになってまいります。この啓蒙活動に対しても努力を続けてまいります。
今後とも社会貢献のため、たゆまぬ努力を続けてまいりますので、中央支部へのご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。
一般社団法人東京都建築士事務所協会
中央支部 支部長 加藤 義道